鎧神社

【よろいじんじゃ】

ここの由来はその名の通り“鎧”である。ただ神社の由来書によると、第一の説としては日本武尊がこの地に甲冑を納めたこととしている。しかしながら、歴史的な事実として天暦元年(947年)に平将門の鎧を納めた記録があるらしく、こちらの方が有力な説であるように感じる。

地元の人々が将門の威徳を慕って鎧を納めたのが始まりとする説もある一方で、藤原秀郷が残党狩りをしている最中ここで不意の病に倒れ、将門の霊を鎮めるために将門の鎧を奉納したともされる。

さらには将門の弟である将頼がこの地で鎧を脱いで休んでいたところを襲われて討ち死にし、その霊を慰めるために将門の鎧を納めたという異説まである。とにかく将門と鎧というキーワードは共通であり、鎧が埋められているのは確実だと思われる。

アクセス:東京都新宿区北新宿