徐福岩
【じょふくいわ】
今山八幡宮の入り口駐車場の一隅に徐福岩がある。
かつて八幡宮のある小高い山は蓬莱山と呼ばれ、この地に秦の徐福が来訪し、様々な文化伝えたとされる。徐福岩は、徐福一行が上陸する際に船を繋ぎ止めた岩であると伝えられている。
<用語解説>
◆徐福
司馬遷の『史記』によると、秦の始皇帝に対して不老不死の神薬が東方の蓬莱にあると進言し、多くの人と富を乗せた船で東へ出発したとされる。
日本各地に徐福の上陸地が存在しており、様々な伝説が残されている。
◆今山八幡宮
天平勝宝2年(750年)、宇佐八幡宮を勧請して造営される。今山の名前は、この神社の建立によってこの地が繁盛したので、“今盛んなる山”の意味で呼ばれ始めたとされている。
アクセス:宮崎県延岡市山下町